ペットショップでの出会い
私自身、犬好きということもあって、ペットショップには良く足を運んでいました。ある日奥さんとお買い物ついでに立ち寄ったペットショップでいつものように眺めいると、ほかの子たちより少しだけ体が小さくて、ふわふわのクリーム色のトイプードルがいました。
同じケージにいた他の二匹の子は互いにプロレスをして遊ぶ中、一人でおもちゃで遊んでいるのを見て、マイペースな子なんだと思ったのは今でも覚えています。
お試しで抱っこしたら、そっと腕に顔をうずめた
しばらく眺めていると、店員さんから声かけをしてくれて、抱っこさせてもらうことに。
腕の中に乗ったその子は、本当に軽くて、毛がふわっとあたたかくて。
でも、緊張しているのか、ブルブルと震えていました。
しばらくすると、安心する場所を見つけたのか、私の腕に顔をうずめてきました。
まるで「頭隠して尻隠さず」です。
それがとても可愛くて、今でも忘れられません。
いったん諦めた理由
正直、このまま連れて帰りたい。そう思いました。
でもその頃、まだわが家には子どもはいませんでした。
この先の暮らしのこと、仕事のこと、いつか子どもを授かるかもしれないということ。
いろんな「もしも」を考えて、「今、本当に迎えて大丈夫かな?」とかなり悩みました。
その日は決断できず、店をあとにすることにしました。
数日後、もう一度あの子に会いに行く
それから数日。
またお買い物ついでに同じペットショップに行くことに。
ケージの前に立つと、そこにはまだ、あの子がいました。
新しい札も、売約済みの印もついていませんでした。
正直なことを言うと、まだ他の人に買われてないことにほっとしました。
「また会えた」ことを、運命と呼ぶことにした
もう一度抱っこさせてもらうと、前と同じように、少し震えながら腕に顔をうずめてきます。
将来のことを考えるのはもちろん大事。
でも、「いつか」の心配ばかりして「今目の前にいる子」との縁を見逃したくない。
おもちゃで遊ぶ姿、他の犬と一緒に遊ぶ姿、しっかりとトイレで排泄ができる姿。
色んなことを考えながら眺めること数時間。
「この子を家族に迎えよう」
何度も迷っていったん諦めたけど、もう一度会えたことが、私たちには“運命”に思えたのかもしれません。

むぅとのはじまりの日
こうしてわが家にやってきた、とてもちっちゃなトイプードル。
名前は「むぅ」。
少しビビりで、甘えん坊で、でも新しい世界を一生懸命に受け止めようとしている姿は、今も変わらず、私たちにたくさんの優しさをと癒しくれています。
この記事は、むぅとの「はじまりの日」の記録。
これからも、一生この日のことは覚えているのだと思います。

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